Cubaseを使ったマスタリング基礎知識! ディザリング
こんにちは!
前回のエンジニア向け記事からだいぶ間が空いてしまいました( ◞‸◟ )...
書きたいネタは多いのですが、まとまった時間がとれないと全く更新する気が起きませんね!
(と言うよりブログの存在を忘れていました。☝( ◞‸◟ ☝)
ところで今回のお題は
"Cubaseを使ったマスタリング基礎知識? ディザリング"
ということでディザリングに焦点を絞ったエンジニア向けな内容で行きたいと思います。
(なお、"Cubaseを使った"と題していますがDAWは別になんでも良いです!自分の使ってるDAWに置き換え読んでいただければ理解できる内容です。)
?Dithering (作曲→編曲→TD(トラックダウン)-2Mix→[Mastering])
皆さん、ディザリングという言葉を聴いたことがありますでしょうか?
簡単に言うとデジタル信号を変換する際に起こる問題を緩和してくれるクッションのようなもので、
実例で言うとリバーブの余韻などの繊細な音の再現性を高めてくれるものです。
例えば CDと同じクオリティーの音質 ( 44.1kHz . 16bit ) の場合は音量を 16bit で処理しています「16bit」 とは、量子化ビット数といいます ダイナミックレンジ(音量)の解像度で 16bit は 2 の 16乗になりますので 65536 の段階にダイナミックレンジをわける事が出来ます。
24 bit ( 1677万7216 ) を 16 bit ( 6万5536 ) に変換する際には 約 1677万の数で、表されていたものを半分以下の 約 6万の数におさめなけらばなりません、この際に低いレベルの音は切り捨てられてしまう場合があります。
この現象を抑えるために一般的には殆ど聴こえない周波数帯域のノイズを低いレベルで加える事により、その影響を抑えています。
output bitsは書きだすビット数に調整しよう!CDマスターや標準的なwav,mp3にエンコードする場合は"16"を指定してあげると良いだろう。
なおリミッター等にディザリング機能が備わっている場合もあるのでそちらを使う場合も同じようにbit数を指定してあげよう。